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【開催レポート】チャリティラン&ウォーク DAN DAN RUN 2025

  • 執筆者の写真: C M
    C M
  • 6月30日
  • 読了時間: 11分

更新日:5 日前

DAN DAN RUN 2025にご参加くださった皆さま
DAN DAN RUN 2025にご参加くださった皆さま

2025年5月17日~25日、第10回目となるチャリティラン&ウォークイベント「DAN DAN RUN 2025」を開催いたしました。


本イベントは2014年から毎年開催してきているもので、今年も、海外や日本全国から場所の制約なく参加いただけるオンラインイベントと、豊洲ぐるり公園(東京)でのオフラインイベントを開催することができました。


オンラインイベントは、5月17日~25日までの期間、アプリを使って参加者が期間内の好きな時間に好きな場所でラン&ウォークする内容で、参加希望者の住居地域や時間の自由度にかかわらずイベントに参加できる仕組を設けることで、イベントの認知と難民支援の裾野を広げることを目的としております。


会場イベントは、豊洲ぐるり公園で青空の下、実行委員・ボランティアと直接ふれあいながらラン&ウォークを楽しむ機会となりました。


オフライン参加とオンライン参加を合わせると、262名の方々にお申し込みいただくことができました。そして、皆さまからの参加費、個人並びに企業各社からの協賛金・寄付、チャリティTシャツ販売売上からの収益により、1,083,212円*を日本に逃れてきた難民のための支援金として寄付できることになりました。加えて、会場に設置した募金箱から17,761円の寄付が難民支援協会に対して行われました。 * 次回大会の準備のために留保した5万円を除いた額となります。


開催経緯


2024年の難民認定者数は190人と過去3番目の多さとなりましたが、難民申請者数が前年に引き続き1万人を超え出身国が過去最多の92か国となる中、難民不認定者数は8,269人(一次審査5,117人、審査請求3,152人)、認定者の国籍は16か国(前年から4か国減)に留まりました。難民として認定されるべき人が認定されていない状況は依然として続いています。


今回が10回目となるチャリティラン&ウォークイベント「DAN DAN RUN」は、スポーツを通じて楽しみながら、より多くの方々に日本に逃れてきた難民について知っていただき、また支援に向けての具体的な一歩を踏み出していただくことを目的に、2014年より継続的に開催しています。


(イベント当日、会場準備の様子)


今回のイベントは前回同様、DAN DAN RUN 実行委員会が主催、難民支援協会が協力という形で、両者が連携しながら企画・運営を進めてきました。実行委員会のメンバーは、第一回目から携わるベテランの方から今回が初めてという方まで、また学生からリタイアされた方まで幅広いボランティア計13人。当日の参加者は、日頃よりご支援・ご協力いただいている企業関係者や、寄付やボランティアを通じたJAR支援者やそのご友人・ご家族、Webサイトやソーシャルメディアを通じてご興味をお持ちいただいた方などさまざまで、難民支援の輪の広がりが感じられるイベントとなりました。


イベント概要


目的|

①チャリティのラン&ウォークイベントの開催を通じて、参加者の健康の増進、体力の向上を図ると共に、日本に逃れてきた難民について認知向上を図る。

②イベント収益は、難民支援協会を通じて、難民が日本で一歩を踏み出すために必要な支援に当てられることから、イベント参加を通じて、楽しみながら難民支援に寄与する。

③オンラインで地域問わず、年齢層も子どもから大人まで、多種多様な方々が楽しめる企画を目指す。


日時|

<会場参加> 2025年5月25日 (日) 8:30〜12:00

<オンライン参加> 2025年5月17日 (土)〜2025年5月25日 (日)


場所|

<会場参加> 豊洲ぐるり公園

<オンライン参加> 自由な場所で、ランアプリを利用して参加


内容|

<会場参加>

ウォーク 3km

ウォーク5km

ラン 1.6km

ラン 3.2km

ラン 5km

ラン 10km


<オンライン参加>

ラン/ウォーク 10km

ラン/ウォーク 5km


参加費|

・大人:3,000円

・中・高・大学生:1,500円

・小学生:1,000円

・未就学児:無料


主催|

DAN DAN RUN 実行委員会


協力|

認定NPO法人 難民支援協会(JAR)


参加者・ボランティア人数、協賛企業数|

申込み人数

262名

当日会場参加者数

206名

当日ボランティア

71名

実行委員

13名

協賛企業

20社 (資金協賛13社、物品協賛6社、広報協賛1社)

申込み人数(内訳)


人数

会場

217

オンライン

45

合計

262

当日会場参加者数(内訳)

参加種別

人数

3km/5kmウォーク

76

10kmラン

53

5kmラン

29

3.2km/1.6kmラン

48

合計

206


当日の様子


オンライン開会式の開催


オンラインイベントのスタートに合わせて、5月16日(金)午後8時から、開会式をオンライン形式にて執り行いました。 DAN DAN RUN実行委員による挨拶に続き、難民支援協会(JAR)の代表理事 石川えりがご挨拶とともに難民の現状について紹介しました。イベントの最後には、参加方法や注意点の説明を行いました。



好きな場所、好きな時間でのラン&ウォークがスタート


開会式に続いて、まずはオンライン参加によるラン&ウォークがスタートしました。これは5月17日(土)~25日(日)の期間中、参加者がそれぞれ登録した目標距離を、お好きな時間に、お好きな場所でラン&ウォークするというものです。距離の計測は、参加者のお好きなラン・ウォークアプリを使って行っていただき、結果報告していただきました。期間内に完走・完歩した方には、完走・完歩証が発行されます。また、完走・完歩した方から抽選で景品をプレゼントしたほか、今年は最長走破・踏破賞を設け景品をお送りしました。


今年のオンライン参加者は43名で、うち完走・完歩した方は23名となりました。海外からの参加者3名と合わせて、日本全国からご参加いただきました。最も長い距離を走破・踏破した方の記録は、62.95kmでした。


<オンラインでの完走記録>


  • 完走・完歩者数|23名

ラン/ウォーク10km

15名

ラン/ウォーク5km

8名

合計

23名

  • 合計距離|374.25km(完走・完歩された方のみの合計値)


  • 最長走破・踏破距離|62.95km



最終日は豊洲ぐるり公園でラン&ウォーク


最終日の5月25日(日)には、豊洲ぐるり公園でのラン&ウォークイベントが開催されました。前日から降り続いていた雨も止み、東京湾に面した広々とした会場には、ご家族連れ、学生や職場のグループ、お一人でご参加くださった方など、年齢もバックグラウンドも幅広い参加者が続々と集い、会場は一気に華やぎました。


開会式の後、コース別に順次スタート。ランは「5、4、3、2、1、スタート!」の掛け声で出走し、待機中の参加者から「頑張れー!」と声援が送られるなど、和気藹々とした空気に包まれました。


コースの要所要所にはボランティアがスタンバイし、ラン参加者には給水、ウォーク参加者には「難民クイズ」の出題を行いながら、大きな声援を送っていました。


会場内には、展示ブースを設置しました。「難民クイズ」の解答と解説、難民支援協会(JAR)の活動などをパネルで紹介。ラン&ウォークを終えた参加者が次々とブースを訪れ、じっくりと見入っていました。ブースでスタンバイしているJARのスタッフにも、積極的に質問を投げかける姿が見られました。


ほとんどの参加者がラン&ウォークから戻ってきたところで、JAR代表理事 石川えりによるトークライブを行いました。参加者からも質問をいただき、会場が一体となって日本に逃れてきた難民に思いを寄せる時間となりました。


最後に、閉会式と抽選会を行い、協賛企業から提供された魅力的な賞品が当選者に贈られました。番号が呼ばれるとわっと歓声が挙がり、笑顔溢れる会となりました。


当日の運営は、実行委員のリードのもと、71名の当日ボランティアの方々にお手伝いいただき、成功裏にイベントを終えることができました。当日ボランティアの方の中には、DAN DAN RUNボランティアのリピーターも多く、実行委員にとっても心強く、スムーズな運営を実現することができました。


最終日は、DAN DAN RUNがこうした多くの方々に支えられていることを実感させられる機会ともなりました。


(イベント当日、会場にて)


(展示ブースにて)


(トークライブの様子)


参加者の感想


参加者の皆さまからのコメントを一部ご紹介します。


『会社のメンバーと運動で汗を流し、社会問題についても学びと意識を高められる素晴らしい機会でした。運営の皆さんの親切な心遣いも感じられて、初参加でしたが楽しく参加させていただきました。』(会場参加 ラン 5km)


『ウォークもあり、ランが苦手な同僚や子どもも気軽に参加できた』(会場参加 ラン10km)


『お天気が心配でしたが、開始時刻には雨もあがり楽しんできました。難民支援について何も知識のない私でも難民に関するクイズを解きながらウォーキングを進めていくことで厳しい状況をイメージすることができ、ゴール地点に掲載されていた資料でより詳しく知ることができました。難民支援について考えるよいきっかけになったと思います。職場の仲間、ご家族で和気あいあいとした雰囲気で参加されている方も多かったので、社内でももっとたくさんの方が参加されるとよいと感じました。ぜひ来年も参加させていただきたいと思います。』(会場参加)


『イベントへの参加をきっかけに家族とウォーキングを楽しめた』(オンライン参加 ラン/ウォーク5km)


『オンライン参加は自由度が高く、好きな日時に実施できましたのでハードルは大変低かったです』(オンライン参加)


『アプリを利用することで、走る・歩く習慣のきっかけにもなると思いました』(オンライン参加)


企業・団体様からの協賛


本年も、企業・団体様、個人の皆様から多くのご支援を頂きました。誠にありがとうございました。


下記に協賛・ご支援頂きました企業・団体様を掲載いたします。


企業・団体様からの協賛



※順不同

※特に記載のない協賛企業は、協賛金によるご支援


個人の皆様からの寄付


今年も多くの個人の皆様よりご寄付を賜りました。チケットご購入時に、57名の方からご寄付をいただき、総額は73,500円となりました。


温かいご支援に心より御礼申し上げます。


DAN DAN RUN 2025 オリジナルチャリティグッズ


DAN DAN RUN 2025では、今年もチャリティTシャツをはじめとするオリジナルチャリティグッズを製作。


今年は初めて、デザインを公募にて決定しました。32点の応募作品の中から選ばれた、田近あみさんの「たんぽぽ」のデザインには、以下のような思いが込められています。


大会名に込められた『日本に逃れて来た難民の方々に暖かい冬を届けよう』という想いから、冬から春に移り変わる2月~4月頃をイメージしました。そのイメージと、「DAN DAN RUN」という響きからダンデライオン/たんぽぽを連想しました。 たんぽぽは、多くが春に花を咲かせ、花が咲き終わると花茎は一旦倒れる。その後もう⼀度⽴ち上がってさらに大きくなり綿⽑をつけ、⾶散して広がる花であるとありました。 難民の方々にも困難な状況でも再び立ち上がってほしい、支援に関わる方々の想いが広がり難民の方々への理解や支援がたんぽぽのようにたくさん広がってほしい。そう願ってこのイメージを作りました。

今回はオリジナルTシャツ制作サイト「Up-T」を活用し、生地やカラーサイズを豊富に取り揃え、お好みのものをお選びいただけるようになりました。また、Tシャツのみならず、ハンカチやエコバッグといった、実用的なチャリティグッズも販売しました。


豊洲会場ではそれぞれお好みの色を着用してカラフルなチャリティTシャツを着た参加者がラン&ウォークを楽しまれていました。


着心地やデザインについて多くの好評をいただき、チャリティグッズは計58点を販売し、売上合計は225,555円、収益は54,098円となりました。


ご購入くださった皆様に、心より御礼申し上げます。


収益の活用について


本イベントの収益(計1,083,212円)は、本イベント協力団体である認定NPO法人 難民支援協会に寄付し、同協会の難民支援活動全般に活用させていただきます。


例えば、家がない難民の宿泊費(シェルター費)や、食費、保険に加入できない難民の医療費、事務所に来るための交通費など、難民への支援金に活用されます。専門的なスタッフによる、難民認定手続きや生活、仕事などについての相談業務、制度改善に向けた社会への働きかけなどの活動にも活用させていただきます。


ご協力いただいた皆さまには、心から御礼を申し上げます。


収益内訳表

DAN DAN RUN 2025収支報告 収入合計 1,921,081円 / 支出合計 787,869円 収支1,133,212円。うち、50,000円を2026大会ように繰り越し、1,083,212円を寄付

 
 
 

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